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外科診療について

診療科目

内科
リウマチ科・リウマチセンター
糖尿病内科・糖尿病センター
内分泌・代謝内科
消化器内科
神経内科
呼吸器内科
胃腸内科
循環器内科
腎臓内科
歯科・口腔外科
整形外科
消化器外科
外科
ペインクリニック内科
小児科(内科医師が診療いたします)
泌尿器科
放射線科
リハビリテーション科
アレルギー科
老年内科
 

外来診療について

外来診察表

外来表PDFダウンロード    インフルエンザ予防接種    休診のお知らせ

(2021.11月18日~)

診療科
内科 午前 松木 道裕
(院長)
小原 健司
髙杉 幸司
大山 直紀
松木 道裕
(院長)
平田 有里恵
安田 有里
松木 道裕
(院長)
平田 有里恵
久米 淑恵
中村 淑子
志田原 健太
松木 道裕
(院長)
小原 健司
髙杉 幸司
小原 健司
向井 公浩
渡辺 安奈
久米 淑恵
田邉 昭仁
江尻 純子
午後 田邉 昭仁
平田 有里恵
(~15:00)
石原 康子
山﨑 浩子
縄稚 翔一
石原 康子
志田原 健太
久米 淑恵
(~17:00)
藤原 宗一郎
宇野 萌
山﨑 浩子
石原 康子
山﨑 浩子
浅野 澄恵
(1・3・5 週)
整形外科 午前 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三
(2・4週)
午後 ◎原田 遼三
(予約制)
- 那須義久
(2・4 週)
- 担当医
(14:00~)
◎原田 遼三
(2・4週)
(予約制)
消化器内科 午前 - 篠原 有子 - 日野 啓輔 篠原 有子
(2・4週)
-
消化器外科 午前 - - - 藤原 由規
(9時30分~
13時)
- -
ペインクリニック内科 午後 - - - - - ※担当医
泌尿器科 午前 - - - - - 担当医
(9時~12時)
歯科
口腔外科
午前 細田 超 細田 超 細田 超 細田 超 細田 超 -
午後 細田 超 細田 超 細田 超 細田 超 細田 超 -
専門外来
リウマチ
センター
(内科)
午前 髙杉 幸司 - 志田原 健太 髙杉 幸司 宮脇 義亜
(10:30~)
宮脇 義亜
午後 髙杉 幸司 縄稚 翔一 志田原 健太 髙杉 幸司 宮脇 義亜 宮脇 義亜
浅野 澄恵
(1・3・5 週)
リウマチ
センター
(整形外科)
午前 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三 ☆原田 遼三
(2・4週)
午後 ◎原田 遼三
(予約制)
- 那須義久
(2・4 週)
★西田圭一郎
(完全予約制)
- ◎原田 遼三
(2・4週)
(予約制)
糖尿病内科・
糖尿病センター
午前 松木 道裕
(院長)
小原 健司
松木 道裕
(院長)
平田 有里恵
松木 道裕
(院長)
平田 有里恵
久米 淑恵
中村 淑子
松木 道裕
(院長)
小原 健司
小原 健司
田邉 昭仁
久米 淑恵
田邉 昭仁
江尻 純子
午後 田邉 昭仁
平田 有里恵
(~15:00)
松木 道裕
(院長)
平田 有里恵
(~15:00)
江尻 純子
(月2回)
久米 淑恵
(~17:00)
小原 健司
田邉 昭仁
小原 健司 小原 健司
神経内科
午前 - - - - 向井 公浩 -
午後 - - - 藤原 宗一郎 - -
腎臓内科 午後 - 山﨑 浩子 - - 山﨑 浩子 山﨑 浩子

◇ 専門外来の当番医は、初診・再診とも当番専門医が随時、対応させて頂きます。
○ 理事長・江澤和彦の診察は木曜日(月1回)に予約制で行っております。詳しくはお問い合せください。
◎ 整形外科 原田医師 午後の診療時間 月曜日 午後4:00~5:30  第2・4土曜日 午後3:00~5:30
  整形外科 平日の午後の診察は手術等の為、休診になることがあります。
☆ 整形外科 予約なしの初診患者さまの受付は9:30 までとなります。
★ 整形外科 西田医師 診療時間 午後2時~3時(完全予約制)
※ ペインクリニック内科 中塚・山本・西江・難波・佐藤医師が交替で担当いたします。
詳しくはお問い合わせください。

診察日・診察時間

外来診察日 月~土
休診日 日曜・祝日・年末年始(12/30~1/3)
(急患はこの限りではありません)
受付時間 午前8:00~12:00
午後1:00~5:00
診察時間 午前9:00~12:30
午後1:30~5:30

外来受診をご希望のお客様

初めて来院される方

診療時間内に当院受付(1F)へお越しください。
※医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が無くても、診察させていただきます。

2回目以降来院される方

外来診察は予約制となっております。
予約受付TEL:086-463-7111(代)

救急診療のご案内

急患は24時間受け付けておりますが、当直医の診療分野外の疾病、専門的治療を有する場合など、対応困難な場合もございます。
来院前にあらかじめお電話にてお問い合わせください。

お問い合せ先 TEL:086-463-7111(代)

医療福祉相談について

医療費・生活費等の心配ごと、入院中の不安なこと、福祉制度について、介護保険サービスについて、退院後の在宅ケア等につ いて、医療ソーシャルワーカー(地域ケアセンター)がご相談に応じます。
誰に相談したら良いかわからないことがございましたら、遠慮なくご相談下さい。
電話でのご相談も承ります。

地域ケアセンター直通番号:086-463-8111

相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご相談ください。

たとえば・・・
・医療費や生活費などの経済的な不安がある
・退院後の生活や療養先について不安がある
・社会福祉制度や施設の利用などについて知りたい
・健康保険や障害年金などについて知りたい
・病気に対する不安や心配事がある
・誰に相談してよいか分からない など

倉敷スイートホスピタルでは、患者さまやご家族さまのお力になれるよう、 専門のスタッフ(医療ソーシャルワーカー)が医療・福祉のご相談をお受けします。
主治医又は看護師にお声かけ頂くか、患者さま相談窓口(1階受付)・地域ケアセンターへお越し下さい。

医療関係者の方

当院へ患者様をご紹介いただく場 合は、地域ケアセンターまでご連絡願います。
地域ケアセンターTEL:086-463-8111 / FAX:086-463-2008

各診療科目のご案内

内科

特徴

倉敷スイートホスピタル内科では、患者さまの生活習慣病や、認知症などの神経内科疾患、甲状腺疾患などの内分泌疾患を始めとする疾病に関して専門的治療を行っています。
生活習慣病(肥満症、高血圧症、高脂血症など)があると、脳卒中(脳出血、脳梗塞など)や虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症など)が起こりやすくなります。内科では、 血圧、血清脂質、体重などをコントロールして、脳卒中や虚血性心疾患の発症、再発の リスクを下げるよう診療を行います。生活習慣病の治療では食事・運動などのライフスタイルを見直すことも重要であり、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、検査技師がチームで取組みます。
また、内科のみならず、病院全体として病診連携を重視しており、地域の中で患者さまに一貫した医療を提供できるように努力しております。

  • リウマチセンター(リウマチ科)の紹介ページはこちら
  • 糖尿病内科の紹介ページはこちら

外来担当表

内科診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 松木
小原
髙杉
大山
松木
平田
安田
松木
平田
久米
中村
志田原
松木
小原
髙杉
小原
向井
渡辺
久米
田邉
江尻
診察時間 9:00~12:30
午後 受付時間 1:00~5:00 田邉
平田
(~15:00)
石原
山﨑
縄稚
石原
志田原
久米
(~17:00)
藤原
宇野
山﨑
石原
山﨑
浅野
(1・3・5 週)
診察時間 1:30~5:30

※理事長・江澤和彦の診察は水曜日に予約制で行っております。詳しくはお問い合わせ願います。

リウマチ科・リウマチセンター

特徴

リウマチ科・リウマチセンター

当センターの特徴は「チームによる関節リウマチ診療」です。
「関節が痛い!腫れている!・・・リウマチ?」関節痛をもたらす疾患は、リウマチ以外にも数多くあります。
リウマチ専門医の最も重要な役割は、「関節痛」で受診された患者さまに、鑑別診断(関節リウマチ以外の疾患の可能性の考察)と確定診断(関節リウマチであるという診断の決定)を行い、もっとも有効と思われる薬物治療を決定・開始することです。
患者さまに対して、病気の説明とともに薬物療法全般の有効性と副作用について情報提供をおこない、患者さまとの同意に基づいて治療を開始します。手術が必要な患者さまの手術の時期をみのがさず、適格な手術を行うことも重要な役割といえます。
また、看護師による治療サポート、リハビリテーションによる日常生活動作の回復、医療ソーシャルワーカーによる社会的サポート、診療情報管理士による個人情報の管理と集約で、チームによる関節リウマチ診療を行い、関節リウマチ患者さまに、「痛みのない健康的な日常生活」をお過ごしいただけることを目標としております。

リウマチ教室

リウマチ教室は、患者さま・ご家族さま等に関節リウマチについての理解を深め、 より良い療養を行っていただくために開催しております。
リウマチ教室へ参加ご希望の方、その他お問い合わせは、倉敷スイートホスピタル外来看護師にお尋ねください。

リウマチ教室について

年4回開催しております。
開催案内等は『倉敷スイートホスピタル病院だより』へ掲載しております。

お問い合わせ先

倉敷スイートホスピタル (086)463-7111(代表)

関節リウマチについて

関節リウマチ 最新の治療から穏やかな暮らしまで

「リウマチライフを 活き活きと」(pdf)   医療法人和香会 理事長 江澤和彦執筆

関節リウマチ 医薬・医療情報

関 節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)診療ガイドライン2011年版

関 節リウマチ(RA)に対するTNF阻害薬使用ガイドライン(2012年改訂版)

関 節リウマチ(RA)に対するトシリズマブ使用ガイドライン(2012年改訂版)

関 節リウマチ(RA)に対するアバタセプト使用ガイドライン

関節リウマチ治療

新しい寛解基準(米国リウマチ学会/欧州リウマチ学会) CDAI : 2.8 以下 SDAI : 3.3 以下

 

外来担当表

リウマチセンター(内科)
リウマチセンター(内科) 診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 髙杉 - 志田原 髙杉 宮脇
(10:30~)
宮脇
診察時間 9:00~12:30
午後 受付時間 1:00~5:00 髙杉 縄稚 志田原 髙杉 宮脇 宮脇
浅野
(1・3・5 週)
診察時間 1:30~5:30

※理事長・江澤和彦の診察は水曜日に予約制で行っております。詳しくはお問い合わせ願います。

リウマチセンター(整形外科)
リウマチセンター(整形外科)診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田
(2・4 週)
診察時間 9:00~12:30
午後 受付時間 1:00~5:00 ◎原田
(予約制)
- 那須
(2・4 週)
★西田
(完全予約制)
- ◎原田
(2・4 週)
(予約制)
診察時間 1:30~5:30

◎ 整形外科 原田医師 午後の診療時間 月曜日 午後4:00~5:30  第2・4土曜日 午後3:00~5:30
  整形外科 平日の午後の診察は手術等の為、休診になることがあります。
☆ 整形外科 予約なしの初診患者さまの受付は9:30 までとなります。
★ 整形外科 ⻄田医師 診察時間 午後2時〜3時(完全予約制)

糖尿病内科・糖尿病センター

特徴

糖尿病内科

糖尿病内科では、1型、2型糖尿病や、大血管障害、糖尿病腎症、糖尿病神経障害といった糖尿病の合併症などについて専門的に治療を行っています。糖尿病において、糖尿病合併症が進行すると、失明に至る場合や、人工透析が必要になる場合があり、 生活の質(QOL)が低下します。
糖尿病内科では、生活習慣の改善や薬の投与を行うことによって、糖尿病の合併症のリスクの軽減、進行を遅らせることを目指した治療を行っています。
現在、外来では750名を超える糖尿病患者さまの治療を継続しています。外来患者さまの平均HbA1cは6.7%です。個々の患者さまの病状に見合った目標が達成できるようきめ細やかな療養指導を行っています。
糖尿病治療に不可欠な食生活などの生活習慣のコントロールについては、医師(糖尿病専門医4名:常勤医師2名/非常勤医師2名)、看護師(日本糖尿病療養指導士4名/地域糖尿病療養指導士4名)、管理栄養士(地域糖尿病療養指導士1名)、薬剤師、理学療法士(日本糖尿療養指導士1名)、臨床検査技師がチームで取り組んでいます。

糖尿病教育入院や持続皮下インスリン注入療法(CSII)や持続血糖測定器(CGM)についても、随時予約にて対応しております。

糖尿病教室

糖尿病教室

糖尿病の患者さま・ご家族さまを対象とした「糖尿病教室」を開催しております。
糖尿病教室への参加ご希望の方、その他お問い合わせは、倉敷スイートホスピタル外来看護師にお尋ねください。

開催日 毎月 第2・第4週 金曜日
開催時間 14時~15時
問い合わせ先 倉敷スイートホスピタル (086)463-7111(代表)

糖尿病週間行事

11月第2週目の1週間は「全国糖尿病週間」です。倉敷スイートホスピタルでは毎年「全国糖尿病週間」に合わせ講演会や食事会などを開催しています。
令和2年度の糖尿病週間行事は新型コロナウイルス感染症の影響で、「パネル展示」を開催しました。
「フレイル予防で目指そう健康長寿!~フレイル・サルコペニアと糖尿病~」をテーマに各職種が担当し作成しました。  

パネル展示

【テーマ】フレイル予防で目指そう健康長寿!~フレイル・サルコペニアと糖尿病~」
・筋肉量コツコツ積み上げ体操の動画はこちらからご覧いただけます。

外来担当表

糖尿病内科 診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 松木
小原
松木
平田
松木
平田
久米
中村
松木
小原
小原
田邉
久米
田邉
江尻
診察時間 9:00~12:30
午後 受付時間 1:00~5:00 田邉
平田
(~15:00)
松木
平田
(~15:00)
江尻
(月2回)
久米
(~17:00)
小原
田邉
小原 小原
診察時間 1:30~5:30

整形外科

特徴

整形外科では、整形外科疾患を広く扱っております。具体的には、慢性的な膝・腰・首・肩の痛み、手足のしびれ・痛みなどで受診される方と、骨折などのケガで受診される方、関節リウマチの方が多く受診されます。
手術的治療はもちろんのこと、薬物療法・理学療法など保存的治療も積極的に行っています。

  • リウマチセンター(リウマチ科)の紹介ページはこちら

外来担当表

整形外科 診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田 ☆原田
(2・4 週)
診察時間 9:00~12:30
午後 受付時間 1:00~5:00 ◎原田
(予約制)
- 那須
(2・4 週)
- 担当医
(14:00~)
原田
(2・4 週)
(予約制)
診察時間 1:30~5:30

◎ 整形外科 原田医師 午後の診療時間 月曜日 午後4:00~5:30  第2・4土曜日 午後3:00~5:30
  整形外科 平日の午後の診察は手術等の為、休診になることがあります。
☆ 整形外科 予約なしの初診患者さまの受付は9:30 までとなります。

腎臓内科

外来担当表

腎臓内科 診察時間
午後 受付時間 1:00~5:00 - 山﨑 - - 山﨑 山﨑
診察時間 1:30~5:30

消化器内科

外来担当表

消化器内科 診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 - 篠原 - 日野 篠原
(2・4 週)
-
診察時間 9:00~12:30

消化器外科

特徴

消化器外科では、消化管内視鏡検査:上部(食道、胃、十二指腸)、下部(大腸)内視鏡検査をおこなっています。WHOでは、全世界の胃がんの多くがヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染が原因であるとの報告書を発表していますので、50歳以上の方は胃カメラ検査をお受けになることをお勧めいたします。また、近年、大腸癌が増加しており、便潜血検査陽性の方は大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めいたします。胃癌、大腸癌が発見されれば、専門病院にご紹介させていただきます。
消化器癌術後経過観察:胃癌、大腸癌など、他院で手術された患者さんの経過観察をお引き受けいたします。
日本消化器外科学会専門医が対応いたします。
その他:外科的処置の可能な患者さんの診察をさせていただきます。

外来担当表

消化器外科 診察時間
午前 受付時間 8:00~12:00 - - - 藤原 - -
診察時間 9:30~13:00

※消化器外科の外来は9:30~13:00です。

ペインクリニック内科

特徴

ペインクリニック内科は「痛み」の診断治療を行う診療科です。
医療は、専門性が高くなるにつれて、細かく分かれてしまいました。その結果、病院を受診しても、専門分野以外の痛は十分に理解されないことがあります。
当科は「痛み」について幅広く診療し、各科と協力しながら質の高い治療を行っていきます。「痛み」でお困りの方は遠慮なくご相談ください。

対象疾患

神経障害神経障害

神経は、体に起こった不調や、危険を我々に知らせてくれます。たとえば転んで膝をすりむくと痛いですね。これは、膝に異常が起こったことを神経がとらえて、脳に信号が伝わり、脳が「痛い」と感じていることを示します。痛みがあるので、膝がすりむいたことに気づくことができ、治療したり、負担をかけないように守ることができます。このように、神経は体を守る働きをしているといえます。この痛みは、「侵害受容性の痛み」といって、神経の正常な働きです。
神経障害による痛みは神経自体に傷がついたり、神経自体の病気によって発生する痛みのことで、「侵害受容性の痛み」とは異なります。神経自体が正常に働かない状態のことをいいます。神経を電線にたとえると、電線に傷がついてしまって、小さな信号が非常に大きな信号に変わって伝えられたり、何も危険がないのに痛みの信号が発生してしまうような状況をいいます。神経障害による痛みの症状は、さまざまです。焼けるような痛み、ピリピリ、チクチクするような痛みや、電気ショックのような激痛、触るだけで痛い場合もあります。

神経障害の痛みで苦しんでいる患者さんは日本では500万人以上と考えられています。 また、「侵害受容性の痛み」と「神経障害による痛み」は必ずしも区別できるものではなく、両方混ざっている場合も多くあります。

参考
住谷昌彦.痛みの集学的診療:痛みのコアカリキュラム 第13章.神経障害性疼痛,2016年
による痛み(帯状疱疹後神経痛帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹にかかった後、皮膚はきれいになったのに、痛みが続いている状態のことを言います。
多くの人が、子どものころに水ぼうそうにかかったことがあると思います。そのウイルスが体の中に潜んでいて、大人になってから神経の中で増殖して皮疹がでたのが帯状疱疹です。そして、そのウイルスのせいで神経に傷がついてしまいます。そのために「神経痛」となり、触っただけで痛いとか、電気が走るような痛み、焼けるような痛みなど、普通の痛みとは違った痛みになります。

帯状疱疹を発症したのちに、痛みの強さが(最高の痛みを10として)3以上痛みが続く帯状疱疹後神経痛となる確率は10%以下と考えられており、それほど多くはありません。しかし、帯状疱疹後神経痛として痛みが残った場合はつらい症状で、日常生活に支障が出ることがあります。帯状疱疹後神経痛は、月・年単位で痛みが続く場合があります。その場合でも、少しずつ痛みが軽くなっていくと言われています。

治療法
急性期(皮疹が出ているとき)の治療
我々はなるべく急性期の痛みを積極的に抑えておいた方がよいと考えています。しばしば用いられるのは以下の薬です。
・抗ウイルス薬(内服か点滴)
・非ステロイド系鎮痛薬(ロキソプロフェンなど)
・アセトアミノフェン
・トラマドール

痛みが強い場合は、神経ブロックが有効な場合があります。体調が良くなかったり、神経ブロックを希望されない患者さんの場合は不整脈を抑える薬(リドカイン)を点滴します。他に、以下に述べる抗うつ薬や、抗てんかん薬を早めに使う場合もあります。

帯状疱疹後神経痛の治療
帯状疱疹後神経痛は、神経に傷ができているために起こる神経痛であり、通常の痛み止めではあまり有効ではなく、抗うつ薬や抗てんかん薬を用いて治療します。

①抗うつ薬
うつ病の治療に用いられる薬が帯状疱疹後神経痛の痛みを和らげることが分かっています。アミトリプチリン(トリプタノールⓇ)、デュロキセチン(サインバルタⓇ)などがよく用いられます。口渇、ふらつき、尿閉などの副作用があります。心疾患や緑内障の既往がある場合には注意が必要です。

②抗てんかん薬
プレガバリン(リリカ)よく用いられます。副作用としてふらつきに注意が必要です。腎機能が悪い場合には量を減らして使います。プレガバリンにより、痛みの強さが50%減るのが、3~8人に1人といわれています。
その他、トラマドール、ノイロトロピン、リドカインの点滴、漢方薬などを状態に応じて用います。

帯状疱疹後神経痛の予防
帯状疱疹後神経痛の予防にもっとも有効とされているのはワクチンです。つまり帯状疱疹にならないようにする、あるいは発症しても軽い症状で済むようにするのが良いとされています。自費診療ですが、50歳以上であれば接種することができます。
三叉神経痛●三叉神経痛
三叉神経痛は、左右どちらかに発症する顔面の非常に痛い病気です。歯を磨いたり、顔を洗ったり、食事をしたりしたときに起こります。1-2分間と短い間で、電気が走るような強い痛みです。

◆治療
多くの場合、飲み薬で治療します。テグレトールという「てんかん」のお薬が一番良く効きます。副作用としてはふらつきがあります。まれに肝機能障害や薬疹が出ることがあります。テグレトールの他に、バクロフェンという薬や、漢方薬を使うこともあります。 飲み薬が効かない場合は、以下の治療を考慮します。

・手術
三叉神経痛に対する手術は、脳神経外科で行います。麻酔は、全身麻酔です。70~80%の患者さんで手術後すぐに痛みが軽減するといわれています。10~20年痛みがとれるのは60~70%の患者さんです。 若い患者さんであれば第一選択になる治療法です。手術をご希望の方には、脳神経外科をご紹介します。

・神経ブロック
当院で主として行っている治療法です。ブロック後、すぐに効果が得られ、非常に有力な手段であると考えています。三叉神経末梢枝という顔の表面にある神経をブロックする方法と、頭蓋の中にあるガッセル神経節というところをブロックする方法とがあります。70℃~90℃の熱で神経をブロックします。これを高周波熱凝固法といいます。痛みは消失しますが、代わりにしびれを感じます。ブロックは、数か月~数年間効果があります。痛みが出てきたらもう一度ブロックします。高周波熱凝固法は、熱を加えられた神経が元に戻るため、数か月から数年後に痛みが戻ってきます。このことは、高周波熱凝固法が、安心な方法であることを示しています。なぜなら、ブロックをして痛みが取れたとしても、新たに生じたしびれが、かえって気になってしまうことがあるからです。しびれは多くの場合、元に戻ります。

・ガンマナイフ(放射線)
放射線で三叉神経をブロックするという治療法です。2015年7月から保険適用となりました。

文責 西江宏行
幻肢痛 幻肢痛は、上肢や下肢の切断後に生じる痛みのことです。切断後に、約半数の患者さんで生じるといわれています。腕や足の神経(末梢神経)だけでなく、脳や脊髄(中枢神経)が深く絡み合って発生すると考えられています。
大規模な研究がなく、様々な研究が行われている段階です。内服薬では、帯状疱疹後神経痛のような神経障害の痛みの治療と同様な薬を使用することが多いです。最近では鏡療法が有効とする報告があります。健側の手足を鏡に映して、切断した手足が存在するように見える錯覚を利用した治療法です。その他、種々の神経刺激療法も試されています。

参考 Richardson C, Kulkarni J. A review of management of phantom limb pain: challenges and solutions. J Pain Res. 2017
脊髄損傷後痛脊髄損傷後痛とは、外傷や疾患により脊髄の神経が障害を受けて生じる痛みの事です。痛みの種類は様々です。神経の症状としては、障害を受けた部位と、それより尾側の痛みが生じます。灼けるような痛み、刺すような痛み、ずきずきする痛み、締め付けるような痛み、触ったときの痛み(アロディニア)などです。その他筋肉がこわばる痛み、便秘による症状、褥瘡が生じることによる痛みなどもあり得ます。

治療
神経の症状には、帯状疱疹後神経痛に用いられる薬と似ていて、抗うつ薬、抗てんかん薬、オピオイド鎮痛薬などが用いられます。オピオイド鎮痛薬はできるだけ期間を決めて使用します。薬の名前は、アミトリプチリン(トリプタノール®)、プレガバリン(リリカ®)、カルバマゼピン(テグレトール®)、トラマドール(トラムセット®・トラマール®)などです。
効果ははっきりとはしていませんが、不整脈の治療に用いるリドカインを点滴することもあります。
禁煙で痛みが低下すると言う報告もあります。

参考
Asian Spine J. 2017 11(4):661-674.
Neuropathic Pain Related with Spinal Disorders: A Systematic Review.
Song KS1, et al.
など)
腰痛 腰痛を経験する患者さんは大変多く、生涯のうちに、84%の人が経験すると言われています。腰痛は、発症からの期間が4週未満のものを急性腰痛といい、3ヶ月以上のものを慢性腰痛といいます。急性腰痛の多くは自然に回復に向かっていくのですが、慢性腰痛は長引く場合があります。
腰は、骨、筋肉、椎間板、神経、靱帯、血管など多くの組織で作られており、それぞれが腰痛の原因になりえます。さらに、心理社会的な要因や、生活習慣の影響を受けることが知られています。

腰痛の診断では、まずred flagと呼ばれる重篤な疾患(腫瘍、感染、骨折、強い神経症状)を見分けます。必要に応じて、レントゲンやMRIを撮影します。時には腰痛が内臓から来ていることもあります。全身のチェックの意味で採血をすることもあります。

ただし、腰痛は、原因の診断は難しい場合があります。従来のガイドラインでは腰痛の85%が非特異的腰痛(原因がよくわからない)とされていました。最近のガイドラインではこの根拠は再考する必要があるとしていますが、腰痛は診断が難しいことが多いということがわかります。
生活習慣では、日常的に運動している方が腰痛に発症しにくいといわれています。また、飲酒は腰痛のリスクが高くなります。

ストレスをなるべく少なくして、運動習慣を日常生活に取り入れることが、腰痛にはよさそうです。そして、腰痛をあまり気にしすぎないことも大切なのでしょう。

ペインクリニックでは腰痛で受診された患者さんに対して、まずお話を十分に聞くことから診療を始めています。それは、腰痛の原因がとても複雑だからです。腰に原因がある場合と、生活習慣が原因となっている場合があるからです。問診をしたあと、必要に応じて検査も行います。

治療としては、お薬、ブロック注射、運動療法が基本となります。そして、生活習慣が原因となっている場合は、認知行動療法を行う場合があります。他科の医師や他の職種と一緒に「集学的診療」を行うこともあります。

参考 腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版
、坐骨神経痛、肩や首の痛みなど運動器の痛み
・リウマチの痛み
がんによる痛みがんの痛みは、治療法が進歩することによって、かなり和らげることができる様になりました。主な治療法としては、薬物療法、神経ブロック、放射線療法、ケアなどがあります。

薬物療法で、がんの痛みによく使われるのがモルヒネを中心とした「麻薬」です。モルヒネだけではなく、オキシコドン、フェンタニルなどいろんな種類の薬があり、各個人にあった薬を選択します。また、飲み薬、注射薬、貼り薬などいろんな使い方ができるようになってきました。主な副作用は、吐きけと便秘です。どちらも治療が可能です。「麻薬」はきつい薬という風にとらえられがちですが、副作用対策をしっかり行い、医師の指示通りに内服すれば、安全性の高い薬です。
その他にしばしば用いられる薬は、炎症を抑えるためのNSAIDs(ジクロフェナック、ロキソプロフェンなど)、神経の痛みに用いられる薬(プレガバリンなど)があります。 神経ブロックは、神経に注射をして、痛みが脊髄や脳に伝わるのを防ぐ目的で行います。薬物療法での痛みの緩和が不十分なときに考慮します。しばしば行われるのは、硬膜外ブロックです。硬膜外ブロックは、胸やお腹の手術をするときにも用いられるごく一般的な神経ブロックです。主に、胸、お腹、足の痛みに対して行われます。背中から針を刺して、細いチューブを脊髄のそばにいれます。そのチューブを通して痛み止めを注入します。細いチューブなので、入ったままでも自由に動くことが出来ます。ただし、痛み止めが入ったボトルを常に持っておかないと行けないのが不便な点です。
骨転移の痛みなどに対しては放射線療法が考慮されます。
ケアは、温める、マッサージ、コルセット、不安を軽減する、周囲の人の理解を得る、睡眠をしっかり取るなど、日常生活で可能な方法を行う事です。

緩和ケアは、多職種の専門家が、必要に応じ相談しながら行います

原因不明の痛み長引く痛みには、原因がはっきりしない、あるいは説明出来ない場合があります。そのような痛みは一次性慢性痛という分類が提唱されています。
一次性慢性痛の中に、「線維筋痛症」「非特異的腰痛」「過敏性腸症候群」などが含まれます。 「線維筋痛症」は、日本での頻度は1.7%と報告されています。症状は、全身痛(91.7%)、関節痛(82%)、睡眠障害(72.1%)、筋肉痛(70.9%)等となっています。原因が説明出来ないことから、一部には心因によるという考えもありました。しかし最近のMRIなどによる脳の研究では、線維筋痛症の患者さんでは、脳の神経機能に変化が起きている可能性が報告されています。遺伝的な要因、生活環境、ストレスなどが関係していると考えられています。
治療は、運動療法、認知行動療法、薬物治療、脳刺激療法などがあります。 薬物治療では、プレガバリン(リリカ®)、アミトリプチリン(トリプタノール®)やデュロキセチン(サインバルタ®)などの抗うつ薬が用いられます。
「非特異的腰痛」は、腰痛をご覧下さい。
「過敏性腸症候群」は、腹部の痛みや下痢、便秘などを主訴とする症候群です。有病率は11%程度です。腸を検査しても明らかな原因が見当たりません。やはり遺伝的な影響やストレスのほか、腸内細菌やホルモンが関係していると考えられています。
治療としては、まず食生活や生活環境の調整を行ないます。薬物療法では、腸の機能を調節する薬を使用します。場合により、抗うつ薬や抗不安薬などが用いられることもあります。認知行動療法も試されています。

・片頭痛、非定型顔面痛
・術後の痛み

治療方法

①お薬(飲み薬、点滴、貼付薬) 痛みに使う薬について

痛みの治療に薬はとても大切です。
薬は、多くの種類があります。痛みの原因を考えて使う薬を決定します。

痛みの原因は大きく3つに分かれます。

① けがや、炎症が原因となる痛み
転んで、すりむいてけがをしたときは痛いですね。ひどいときは、その後、腫れてきます。我々は、けがをしたところに痛みを感じるので、そこを守ろうとします。痛みは、体に危険が迫っていることを伝える信号の役割をしているのです。腫れるのは「炎症」が起こるからです。炎症とは、白血球が集まってきて細菌などから傷を守るのと同時に「痛みを強くする物質」を白血球が出すためです。
関節リウマチのように、自己免疫疾患による炎症が痛みの原因のこともあります。

この痛みには炎症を抑える非ステロイド系鎮痛薬(NSAIDS)が効きます。
例として、ジクロフェナック(ボルタレン®)、ロキソプロフェン(ロキソニン®)、セレコキシブ(セレコックス®)などがあります。副作用としては、胃腸障害や腎機能障害が起こりえます。アセトアミノフェン(カロナール®)も使われます。
痛みが強い場合には、オピオイドと呼ばれる鎮痛薬を使うことがあります。
トラマドール(トラマール®)、トラマドール+アセトアミノフェン(トラムセット®)が良く用いられます。貼り薬のブプレノルフィン(ノルスパンテープ®)もあります。
副作用は、便秘、吐き気、眠気などです。
オピオイドの中でも強オピオイドと呼ばれる薬があります。
塩酸モルヒネ、フェンタニル(デュロテップパッチ®、フェントステープ®、ワンデュロパッチ®)が代表的です。これらは従来、癌の痛みに主として用いられてきましたが、慢性の痛みでも使うことが出来るようになっています。しかし、副作用や依存の心配があるため、十分に注意が必要です。興味のある方はペインクリニック内科担当医にお尋ね下さい。

② 神経が傷んで生じる痛み
専門用語で神経障害性(疼)痛といわれます。けがによる痛みとは異なり、神経自体が傷んでしまっている状態です。きずがないのに、神経が勝手に痛みの信号を出したり、触っただけの弱い刺激をとても強い痛みとして伝えてしまいます。痛みを伝えるアラーム信号が異常を起こして鳴り続けている様な状態と考えられます。帯状疱疹後神経痛、脊髄損傷後痛、視床痛、手根管症候群など様々な疾患があります。
治療薬は帯状疱疹後神経痛の場合とほとんど同じものが用いられます。

③心理社会的要因
痛みは複雑で、様々な影響を受けます。例えば、気分が落ち込むうつ状態のときや、不安が強い時などは痛みのことを考えがちになるので痛みが強くなることが多いです。
社会的要因では孤独や疎外感は痛みを強くします。人は一人では生きていけない動物なので、孤独になると危険と感じて、体のアラームが鳴りやすくなるのでしょう。
このような痛みを強くする要因に対して薬を使うこともありますが、まずは生活環境の調整を考えるようにしています。

なお、これら3つの要因は、重なっている場合も考えられます。

②ブロック注射 ブロック注射にも様々なものがあります。痛みの原因を診断して適切な注射を行ないます。

① トリガーポイント注射
筋肉や筋膜の緊張により、肩こりや慢性的な腰痛が発生します。凝りをほぐすための注射です。押さえて痛みを感じるところに局所麻酔薬を少量注射します。

② 仙骨硬膜外ブロック
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の治療です。
尾てい骨(尾骨)の上から注射をします。すると薬が脊椎の中をとおって腰のほうまで薬が届きます。比較的安全性の高い方法です。図の矢印の部位に注射します。

③ 腰部硬膜外ブロック
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアにより、腰から足が痛かったり、首から腕が痛い場合に行ないます。手術麻酔のときに良く行なわれるブロックで、それを痛みの治療に応用したものです。

④ 神経根ブロック
坐骨神経痛で足が痛い場合の治療です。超音波やレントゲンを見ながら神経根の周囲に注射をします。

神経根ブロック

⑤ 星状神経節ブロック
頭、首、腕の痛み、顔面神経麻痺などのときに行なうブロックです。交感神経という血流を支配する神経をブロックして、血液の流れを良くして治療を促します。横を向いて頂いて、超音波を見ながら注射します。

⑥ 頚椎神経根ブロック
頚椎症性神経根症や頚椎椎間板ヘルニアの治療で行ないます。超音波を見ながら、痛みの原因となっている神経の周囲に痛み止めを注射します。

ブロック注射は、出血しやすい場合には行えませんので、血液がさらさらになる薬を内服している場合は担当医にお伝え下さい。

③運動療法ペインクリニック内科では、痛みの治療として運動療法を積極的に取り入れています。例えば腰痛が発生したときに、安静にしすぎるよりも、3日以内の安静か、普段の活動を続けた方が痛みの改善に効果があることが分かっています。必要以上の安静は、痛みを長引かせる可能性があるのです。

運動療法には痛みの改善のほか、筋力増強、体の柔らかくなる、持久力向上、心臓や血管系への影響、骨の健常化など、多くの効果があります。

最近では、運動することによる痛みが改善するという報告が多く、EIH (exercise induced analgesia)と呼ばれています。そして、このEIHは痛みを感じるところ以外の身体を動かしても効果があるとされています。つまり運動は、全身に痛みの改善効果があります。例えば腰痛をお持ちの方が、手を動かしたり腕を振ったりするだけでも効果があるかもしれません。

運動療法は、痛みを改善しますが、急にたくさん運動しても逆効果になる場合もあります。また「やる気」が続くことも必要です。医師や理学療法士に相談して運動の方法や運動量を決めて、家では自分自身で行なうのがよいでしょう。

ペインクリニック内科では、当院リハビリテーション科と連携して患者さん個人個人にあった運動療法を進めていきたいと考えています。

(参考:松原貴子:痛みのリハビリテーション.痛みのコアカリキュラム.真興交易(株)医書出版部,2016)

④認知行動療法認知行動療法を一言でいうと、「薬を使わない痛みの治療」といえます。痛みを薬で抑えるのではなく、生活しやすくする手段を医師や臨床心理士と一緒に考えて行く方法です。今までしたくても出来なかったことが出来るようになると、運動量が増えて結果として痛みが軽くなることが多いように思います。ですから,認知行動療法ではまず、「どういう生活を送りたいか」という目標を立てます。ここが一番重要です。

そして、一日を振り返ってみます。24時間ずっと同じように痛いでしょうか。通常は、痛みの強さには波があります。痛みは強くなったり軽くなったりします。それでは、どういうときに痛みが軽いでしょうか。または、強くなるでしょうか。痛みが軽くなるときが分かれば、その時の行動を増やしてみると良いでしょう。例えば、散歩しているときに痛みが軽くなるのなら、少しずつ散歩の時間を増やしてみます。また逆に、痛みが強くなる行動は減らすことも良い手段です。

痛みが軽くなるかどうか、いろんな行動を試してみるのも良いでしょう。これを「行動実験」と呼んでいます。自分の好きなことをしているとき、プールで歩いたり泳いだりしているとき、友人と会話しているときなどに痛みが軽くなることが多いように思います。いろいろ試してみて、痛みが軽くなる行動を増やすのがポイントです。

また、呼吸を整えるのも痛みを軽くする方法です。ゆっくり深呼吸をして鼻や口を通る空気を意識してみます。それだけで心が落ちつくと同時に痛みが軽くなることがあります。 簡単にまとめると、認知行動療法とは、薬だけに頼らず、生活の目標を立てて、医師や臨床心理士と一緒に、自分自身で痛みを和らげていく方法です。急に痛みが取れるわけではありませんが、痛みを軽くする効果が世界で認められ、推奨されている治療法です。

日本で行なわれた慢性痛に対する認知行動療法の予備研究の結果です。QOLのスコアが中等度改善したことが示されています。
今後、本格的な研究が行なわれる予定です。
Biopsychosocial Medicine 2020年
Pilot study of a basic individualized cognitive behavioral therapy program for chronic pain in Japan
Hiroki Hosogoshi, Kazunori Iwasa, Takaki Fukumori, Yuriko Takagishi, Yoshitake Takebayashi, Tomonori Adachi, Yuki Oe, Yukino Tairako, Yumiko Takao, Hiroyuki Nishie, Ayako Kanie, Masaki Kitahara, Kiyoka Enomoto, Hirono Ishii, Issei Shinmei, Masaru Horikoshi, Masahiko Shibata


詳しくは担当医にご相談ください。

外来担当表

ペインクリニック内科 診察時間
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泌尿器科

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泌尿器科では、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿路)、男性生殖器(精巣あるいは睾丸、前立腺、精嚢腺、陰茎)後腹膜臓器(副腎など)の疾患を取り扱っておちます。当科では、情報開示と、インフォームドコンセントに基づいた医療を最優先に考え、患者さ
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外来担当表

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医師が診療放射線技師や言語聴覚士等のスタッフと密な連携を取り、医療の質を保証する為にも迅速かつ正確な画像診断を行うことを心掛けています。

歯科・口腔外科

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歯科・口腔外科では、虫歯や歯周病、義歯の治療などの一般歯科診療はもちろんのこと、口腔外科に関する疾患にも治療対応致します。
埋まっている親知らずの抜歯や、事故やスポーツなどによる顎顔面の外傷、顎関節症や口腔乾燥症(ドライマウス)、口内炎など「お口の中のできもの」(歯茎や舌のがんも含む)などの診察も承っております。
病院歯科である利点を活かし、糖尿病や脳梗塞、リウマチや骨粗鬆症など慢性疾患治療中の患者さまの歯科治療に関しても、内科・整形外科と連携して安心・安全な医療を提供させていただきます。
また、岡山大学や川崎医科大学とも治療連携を行っております。
通院の難しい患者さまには歯科往診も行っております。お気軽にご相談ください。

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